こんばんは。れっとりんです。
ついに相鉄のJR直通線が開業しました!いえーい
相鉄長年の夢、都心直通。私が幼い頃からつながるつながると宣伝してたのでいざこの日がやってきたのは沿線民として感無量です。
さて、この新線に新宿に映画を見に行くがてら乗ってみようとしたところ、ある不可解な部分が見つかったのでここで書いておきたいかなと思います。
まず今回の直通線の経路のおさらい。
今回開業したのは西谷~武蔵小杉間。
ルートは相鉄線西谷駅から新線を通って新駅の羽沢横浜国大駅(貨物駅である羽沢駅の隣で第三京浜羽沢インターの近く)を経由し、ここから新鶴見信号場に出て武蔵小杉から湘南新宿ラインと同じルートで新宿に至るという経路です。
新鶴見信号場とは東海道線と横須賀線の分岐点、鶴見駅のすぐ近くにある分岐点で今回の新線では停車駅はないのですが運賃計算上羽沢の次は鶴見駅が初乗りとして計算します。羽沢~鶴見間が遠回りをしないと行けない場所にあるのにも関わらず170円で乗れるというのはそういうカラクリでこれはネットニュースやTwitterなどで多く取り上げられていることなので多少鉄に詳しい人やネットをよく見る人は知ってる人も多いのではないかと思います。
で、今回どんな問題が起きたのかというと
私は相鉄線内~横浜経由~鶴見間の定期乗車券を持っているのですが今回直通線で新宿まで出た際、引き落とされた運賃が西谷~羽沢~新宿の分ではなく、鶴見~新宿までしか引き落とされていなかったのです。
これが私の定期
で、今回の乗車履歴
私の持つ定期の効力は鶴見に行くまでに横浜を経由しないといけないというルールが付いているはずなので本来であれば定期区間外である西谷~鶴見間の運賃も引き落とされていないとおかしいのですがなぜかこの履歴を見るに鶴見まで定期を使った、つまり横浜駅から湘南新宿ラインで新宿へ行った時の運賃が落とされている訳です。
何が問題かというとこれが認められてしまうなら定期券が2方面に対して有効になってしまうからです。正直これはまずいな?と思い、新宿駅の窓口で運賃計算の仕様について質問したところ現地の駅員では分からず、詳しい場所へと内線を繋いでいましたが繋がらず、私も時間が押してしまったので後日みどりの窓口にて聞きなしてみようということとなりました。
ここからは私の仮説です。
・大都市近郊区間が適用された?
都心、大阪福岡仙台新潟には大都市近郊区間という簡単に言うと「どのルートを選んでも最短経路で運賃を計算するよ」というルールがあります。具体的には東京から新宿まで中央線で行っても山手線で大回りしても運賃が変わらないといった感じです。
一番最初に思い浮かんだのがこれですが、これはあくまでJRにおける運賃の規則で相鉄には対象外になるはずなのでこれは無いでしょう。
・改札が未対応?
そして調べるうちに見つけたのがこれ。
改札がまだ対応しておらず、経路1の定期を持っている人は自己申告しないと正しい運賃で行くことが出来ないということになる。つまるところ私がダイナミック不正乗車していたという説。勘弁してくれ。これ地味にまずいと思うのだが別に改札機で止められたりしたわけでもないのでこの申告は完全に己の良心に依存するというわけになってしまいます。それってイートイン脱税もびっくりな良心チャレンジでは!?!?と思ってしまうのです。多分これを知っていて申告する人は居ないです。300円くらい違うんだぞ。ちょっと流石にこれだとするとあまりにもまずい気がします。
・やっぱり合ってる説
そうこう思ってるうちにこんなのも発見。
suicaの使用上最安運賃を極力算出するのですがそれに定期券区間も含まれているという可能性です。ただしこの仮説を丸々信じると先程のお知らせにあった区間外も払わなければならないという記述と矛盾します。そもそも直通線を使ったかそうでないかは横浜駅での出場記録があるかないかで判別出来るはずなので最安で計算される訳ないという気もします。もうよく分からん。
JRの運賃計算は複雑とか通り越してもはやカオスの域なので素人知識だともう何がなんだか分からないです。ぶっちゃけ最後の仮説はよく分かってねえ。というかJRの社員すら把握しきれてない。助けてくれ。
この件に関しては後日これらの画像とともにみどりの窓口でもう一度聞き直してみたいと思います。今回聞いた有人改札でも「みどりの窓口の方が切符や運賃に詳しいのでそっちで聞いたほうが解決するかもしれない」という風に伺ったのでそれで確認ですね。
もし運賃沼の人、強い鉄のオタクでこの件に対して「恐らくこうでは」といった意見がある方はTwitter等で言ってくれるとありがたいです。
ではまた。
【追記】
というわけでJR東の問い合わせフォームで聞いてみました。返答はこちら。
※返答部分を全文引用
つまるところwaipu氏の仮説で概ね正解。文面から読み取るに私の定期で鶴見に降りた場合は改札に通れず、精算機で西谷~鶴見間の精算をするということになるそうです。
有人改札で経路確認が出来る場合は実際に使った経路での精算をするとのことなので逆に言うと自動改札で通る分にはこれで問題ないとのこと。ちょっと二重運賃になっているような気がしますが、本路線だから対象になっているというよりはsuica・PASMOの運賃計算システム上どうしてもそうなるというみたいです。恐らく、りんかい線とJR線においても似たような問題でこのような運賃計算がなされるのだと思います。なんにせよこの運賃で問題はないというのは嬉しい限りです。実はこの金額だと大和から新宿まで小田急に乗るのとほぼほぼ一緒なのでかなり乗り得列車になりました。横浜経由で鶴見以北の定期券持ちの人は定期券区間外まで行くときかなりお得に乗れるということです。ヤッター!大勝利!
ついに相鉄のJR直通線が開業しました!いえーい
相鉄長年の夢、都心直通。私が幼い頃からつながるつながると宣伝してたのでいざこの日がやってきたのは沿線民として感無量です。
さて、この新線に新宿に映画を見に行くがてら乗ってみようとしたところ、ある不可解な部分が見つかったのでここで書いておきたいかなと思います。
まず今回の直通線の経路のおさらい。
今回開業したのは西谷~武蔵小杉間。
ルートは相鉄線西谷駅から新線を通って新駅の羽沢横浜国大駅(貨物駅である羽沢駅の隣で第三京浜羽沢インターの近く)を経由し、ここから新鶴見信号場に出て武蔵小杉から湘南新宿ラインと同じルートで新宿に至るという経路です。
新鶴見信号場とは東海道線と横須賀線の分岐点、鶴見駅のすぐ近くにある分岐点で今回の新線では停車駅はないのですが運賃計算上羽沢の次は鶴見駅が初乗りとして計算します。羽沢~鶴見間が遠回りをしないと行けない場所にあるのにも関わらず170円で乗れるというのはそういうカラクリでこれはネットニュースやTwitterなどで多く取り上げられていることなので多少鉄に詳しい人やネットをよく見る人は知ってる人も多いのではないかと思います。
で、今回どんな問題が起きたのかというと
私は相鉄線内~横浜経由~鶴見間の定期乗車券を持っているのですが今回直通線で新宿まで出た際、引き落とされた運賃が西谷~羽沢~新宿の分ではなく、鶴見~新宿までしか引き落とされていなかったのです。
これが私の定期
で、今回の乗車履歴
私の持つ定期の効力は鶴見に行くまでに横浜を経由しないといけないというルールが付いているはずなので本来であれば定期区間外である西谷~鶴見間の運賃も引き落とされていないとおかしいのですがなぜかこの履歴を見るに鶴見まで定期を使った、つまり横浜駅から湘南新宿ラインで新宿へ行った時の運賃が落とされている訳です。
何が問題かというとこれが認められてしまうなら定期券が2方面に対して有効になってしまうからです。正直これはまずいな?と思い、新宿駅の窓口で運賃計算の仕様について質問したところ現地の駅員では分からず、詳しい場所へと内線を繋いでいましたが繋がらず、私も時間が押してしまったので後日みどりの窓口にて聞きなしてみようということとなりました。
ここからは私の仮説です。
・大都市近郊区間が適用された?
都心、大阪福岡仙台新潟には大都市近郊区間という簡単に言うと「どのルートを選んでも最短経路で運賃を計算するよ」というルールがあります。具体的には東京から新宿まで中央線で行っても山手線で大回りしても運賃が変わらないといった感じです。
一番最初に思い浮かんだのがこれですが、これはあくまでJRにおける運賃の規則で相鉄には対象外になるはずなのでこれは無いでしょう。
・改札が未対応?
そして調べるうちに見つけたのがこれ。
改札がまだ対応しておらず、経路1の定期を持っている人は自己申告しないと正しい運賃で行くことが出来ないということになる。つまるところ私がダイナミック不正乗車していたという説。勘弁してくれ。これ地味にまずいと思うのだが別に改札機で止められたりしたわけでもないのでこの申告は完全に己の良心に依存するというわけになってしまいます。それってイートイン脱税もびっくりな良心チャレンジでは!?!?と思ってしまうのです。多分これを知っていて申告する人は居ないです。300円くらい違うんだぞ。ちょっと流石にこれだとするとあまりにもまずい気がします。
・やっぱり合ってる説
そうこう思ってるうちにこんなのも発見。
waipu@Ayaragi7755まさに1枚目みたいな経路のIC定期で相鉄線内の駅から羽沢まで乗ったら普通に改札機通れたんだけど,あとで利用明細を見たら横浜を経由してないのに鶴見→羽沢の運賃が引き去られていたことが判明した https://t.co/3aX51rcYUY
2019/11/30 19:01:17
waipu@Ayaragi7755これ別に不具合って訳ではなくて,乗車駅から降車駅までの最安運賃を算出するのに定期券区間も考慮した結果っぽい
2019/11/30 23:17:47
直接今回の例が出てるわけではないが多分これだ
https://t.co/bAstdhmnqu… https://t.co/xfbLTODyp0
waipu@Ayaragi7755つまり,横浜経由のIC定期券で相鉄の駅から直通線を経由して
2019/11/30 23:34:12
・JRの定期区間内の駅まで乗った場合:
改札機は通れず精算機で西谷→羽沢→鶴見の345円を請求される
・JRの定期区間から一駅でも外れた駅まで乗った場合:
改札機で定… https://t.co/aNGoLHDQdK
suicaの使用上最安運賃を極力算出するのですがそれに定期券区間も含まれているという可能性です。ただしこの仮説を丸々信じると先程のお知らせにあった区間外も払わなければならないという記述と矛盾します。そもそも直通線を使ったかそうでないかは横浜駅での出場記録があるかないかで判別出来るはずなので最安で計算される訳ないという気もします。もうよく分からん。
JRの運賃計算は複雑とか通り越してもはやカオスの域なので素人知識だともう何がなんだか分からないです。ぶっちゃけ最後の仮説はよく分かってねえ。というかJRの社員すら把握しきれてない。助けてくれ。
この件に関しては後日これらの画像とともにみどりの窓口でもう一度聞き直してみたいと思います。今回聞いた有人改札でも「みどりの窓口の方が切符や運賃に詳しいのでそっちで聞いたほうが解決するかもしれない」という風に伺ったのでそれで確認ですね。
もし運賃沼の人、強い鉄のオタクでこの件に対して「恐らくこうでは」といった意見がある方はTwitter等で言ってくれるとありがたいです。
ではまた。
【追記】
というわけでJR東の問い合わせフォームで聞いてみました。返答はこちら。
いつもJR東日本ならびにJR東日本ホームページをご利用いただきましてありがとうございます。
このたびのご意見につきまして、以下のとおり回答させていただきます。
まことに恐れ入りますが、Suica・PASMO定期券で定期券面の区間外まで乗り越しされた場合、定期券面区間からの最安となる区間の運賃のみを収受する仕様となっております。
ただし、有人改札口等でご利用経路の確認が可能な場合には、実際精算が必要な区間に対する精算を行わせていただきますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
このたびは、貴重なご意見ありがとうございました。
今後も、みなさまに愛され、親しまれるJR東日本をめざしてまいりますので、引き続きご愛顧賜りますようよろしくお願い申し上げます。
東日本旅客鉄道株式会社
※返答部分を全文引用
つまるところwaipu氏の仮説で概ね正解。文面から読み取るに私の定期で鶴見に降りた場合は改札に通れず、精算機で西谷~鶴見間の精算をするということになるそうです。
有人改札で経路確認が出来る場合は実際に使った経路での精算をするとのことなので逆に言うと自動改札で通る分にはこれで問題ないとのこと。ちょっと二重運賃になっているような気がしますが、本路線だから対象になっているというよりはsuica・PASMOの運賃計算システム上どうしてもそうなるというみたいです。恐らく、りんかい線とJR線においても似たような問題でこのような運賃計算がなされるのだと思います。なんにせよこの運賃で問題はないというのは嬉しい限りです。実はこの金額だと大和から新宿まで小田急に乗るのとほぼほぼ一緒なのでかなり乗り得列車になりました。横浜経由で鶴見以北の定期券持ちの人は定期券区間外まで行くときかなりお得に乗れるということです。ヤッター!大勝利!
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